猫たち

ごまし、流星のように、、、

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風代わりな台風が、まだ屋久島で回転している今日です。

そして
丁度、先週の火曜日、ごましが逝きました….

抗生物質が効いて、喜んだのも束の間
なかなかウンチが固まらず、食べても吸収僅かで出て行ってしまう(´;ω;`)

体温は常に40℃近くあり、通常なら相当に苦しいはずなのに、ごましはいつもの通りてこてこ歩き、ごはーーーん❣❣と鳴き、リウ兄と並んでガツガツ食べて、ウーン💩して、その日の体調にあった所で休む….

そんな日々を、今思うと丁寧に過ごしていました。

大好きな大好きなリウ兄、不器用ながら遊んだりしてくれたチャイ姉、マイペースやけど近くでねてくれたテン姉、ごましが来てから二回の家出?をしたけど…実は愛情深いタマ姐。

みんなでいれたから
みんなといれたから…ごましは苦しいながらも、愉しく温もりを感じていたように思います。

四か月にしては小さなひ弱な身体に、突然激しい痛みが襲いました…
仔猫の致死率百パーセントの、伝染性腹膜炎…

発症してから四日後の早朝、いつものように枕で一緒に寝ていたごましのドタンゴロン・・と云う音が…
変だ‼と思う間もなく音の異常から、歩けなくなったんだ!!!
ごましは、もうすぐ逝ってしまう、、、最期まで傍に居ると約束したから…どんなに苦しんでも、ごましを看取ろう!
と、覚悟して目を覚ましました。

懸命に生きようとするごましに、痛みに苦しみもがくごましに、もうよいやんか。。。耐えずに目を閉じたらよいのに・・(´;ω;`)
小さい身体で痛みにのたうち回る姿は、見るに堪えがたく...

少しでも私に痛みが移せないか…
治療家の端くれなりに試したのですが、その度にごましがとるな!!とばかりに、拒否するのです。。

なんにも出来ない・・
傍にいてるしか出来ない・・・

ごましは、のたうち回る間に眼が見えなくなってました。
手が離れると、意識のはっきりした声で、みにゃーー!!と呼びました。
離れてないよ、すぐそばにおるよ!
ずっと、ずっと、声を掛けて。。。

そう云えば、大好きなここでの家族には、夕べ、挨拶をしてました...
近くにいくと、シャアアーーと怒られたタマ姐の懐に、迷いなくすっぽりと入り込み、、、
こんなに早くの別れがあるとは知らなっかった時でさえ、挨拶にいったんだな…と思えた光景をみせて貰ってました…

その時間にいた患者さんにも、ちゃんと挨拶に行った、律義なごましでした。

自分が一番しんどいのに、やりのこしがないようにしているかのように。。。

朝に出掛ける人間の家族を見送って、帰りまで待つつもりでいたように、最期の最後まで。。。
息が三回も止まりながら、生きるんだ!!!と、いきを吹き返して…

ごましは、あの小さな身体で生ききって、生き尽くして逝きました…

息を引きっとったごましの、柔らかいちいちょい肉球を触って・・・
こんなにちいちょい足で、よく頑張ったな、、、と涙が溢れて…

見送ってから、
痛みも、全部背負って生ききることが、彼には必要やったんやな・・・
と、思い。。
今度生まれ変わるときのために、、、
今度は元気に走り回れる為に、、、

小さくも、強く輝く流星のように生きました!!!

また、何処かで逢おうな! ごまし(=^・・^=)

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