猫たち

ごまし…ピンチ。゚(゚´ω`゚)゚。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

記録的大雨の最中ですが、3日前から仔猫のゴマシの耳がかなり黄色くなり…

川の側の我が家ですので、増水もかなりな心配ではあるけど、小さなゴマシが一番の気がかりに…(;´д`)

身体に携わる仕事をしているので、これは、ヤバイ!の判断もつけやすかったのか、大雨警戒中やけど、次の日は病院が休み…
即決! 今行かんとあかんかも!!

体重もまた減って、生後約3ヶ月半ぐらいで800グラム…
細い…軽い…

そんな身体に、検査の為に注射針…やけど、ひ弱なゴマシの血管も細く、血を押し出す力も弱く…

痛々しい姿…

でも検査しないと、対策出来ないからなぁ…
ごめんやで
痛いよな…
可哀想にな…

検査に必要なギリギリの血しか取れず…

結果、立派な黄疸…
血液比重の半分くらいしかまともな血がなく…
こりゃ、酸素も栄養も全身にいかないわ…(T ^ T)

血が足りないと、肝臓から栄養をとるので、結果、余計に身体は弱くなり…

何故にこんな事になったのか…
ノミから媒介した寄生虫による溶血性貧血か、治ることのないものか…

内臓機能の数値も照らし合わせて可能性を探り、すぐに寄生虫を叩く抗生剤治療開始!!

細くか弱いゴマシ…
痛い、怖い!と、もがくの必死の姿にさえ、生きる力がまだあるんだな…と、感動するほどひ弱く…

もがく力に希望を見出し、頑張れ! 生きろ!
と、応援するしかなく…

私にできるのは、
私達の猫も含めた家族ができるのは、
ゴマシが生きてきて、よかったなぁ〜。この世は悪いとかじゃないな〜。
と、少しでも思える事を、思える場所を、共に分かち合う事…

温いなぁ〜。って、思ってもらえる事

あんだけちいこいのが、あんな血しか出来なかったら、何してもしんどいはず!
でも、生きてる!

どさくさに家族の一員と認めてもらい、先住猫との距離も縮まり、
治療所にも出入りオッケーになったゴマシ…

何にも教えてないのに患者さんの上に乗り、治療猫の三匹同様にゴロゴロと喉を鳴らして…
ちっちょくて一番身体の良くないチビが、いっぱしに治療猫してる!

その素直な命の生きる姿に、涙が出るほど感動して…

動物達の純粋な命の響きは本当に素晴らしく、献身とか慈愛とか…
言葉では表せない私の不甲斐さやけど、美しく…

風変わりな治療所になってますが、こんな事を体感しながら施術をさせて貰える事に、ここに来てくださる患者さんに、感謝する日々です。

ここまでに紡いでくれた、沢山の縁のあった動物達にも、改めて感謝を…。

ゴマシ、頑張れ!!!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る