わぐうーやのブログの名称に〈ぼっこ〉の名前を入れたいなぁ…
と、立ち上げた時に思っておりまして、念願の〈ぼっこ日和〉としての再スタートです!!
宜しくお願いします☆
ぼっこ…
二年前に 〔3びきのノラネコ〕と同時期に、我が家の裏小屋にいつの間にか居付いていた、美しい黄緑色の、ペリドットのような瞳の身体の小さな猫の名前です。
ん?何かいる…!
小さい石がいつの間にかあったかなぁ…
あっ!!
猫やんか…
思わず声を潜めるように呟いてしまったのは、あまりにガリガリでひ弱く、逃げさせる体力を使わすには忍びない。 そんなぐらいにか弱い猫だったからです。
いつしかお日様が出るとは、裏小屋の下から陽射しを浴びに日向ぼっこをする猫を部屋から見届けて、ご飯を少し離れた所に置いて、食べる様子をまた部屋から見届ける毎日になりました…
最初に触れたときに、この猫はここに死にに来たのだろう…と、すぐに分かりました。
天敵に襲われた数多くの傷痕、歯も発育状態が悪くてガタガタにしかはえておらず、満足にご飯を食べれない…だから栄養不足になり痩せ細った身体に。
陽射しを浴びるこの小さな猫は、凄く幸せそうでした。
いつの間にか、我が家のたまと仲良く並んで日向ぼっこしていたりして、驚いたのを今でも覚えています!!
クールなたまが誰かと日向ぼっこするなんて、思いもよらなかったので…
お日様の陽射しが似合う猫…日向ぼっこの〈ぼっこ〉にしよう!!
貴女は今日から我が家の一員です♪♪
ようこそ、ぼっこ!!
一度に四匹も新しい猫と暮らす余裕は、自分の人生の岐路も重なり…正直全然無かったのですが、来たものは仕方ない。
ましてや、選ばれたのなら…尚更 笑
ぼっこは、どの猫とも仲良くなりました。
3びきのチビ達といつの間にか一緒に寝ていたり、たまと少し出掛けたり…
犬のゆめにさえ、吠えられても近くでくつろぐようになり、いつしかゆめとも仲良しに…
あの細い身体のどこからその声が出るのか…素敵な鳴き声と共に、私が外に出ると付いてきて傍に居ました。
寒い日が続き、ぼっこの寝床の毛布の下にカイロを二つ敷くのが日課になってきたある日、ぼっこが家に入れて欲しいと、玄関の前から動きませんでした。
家には先住猫の少し気難しいヒィオがおり、パニックになるのは必至だったので、ごめん…ぼっこ。 家には入れてやれないんよ…
ぼっこは、暫くして自分の寝床に帰っていきました。
それからすぐに、ぼっこが寝床に飛び上がれなくなり…
ご飯を食べれなくなり…
胸に水が溜まったような膨らみが…
あぁ…死期が近いんだな…
この子は、こんなに過酷な生きざまで、この短い命で…幸せを感じれただろうか…
こんなに小さい身体でみんなを癒し、仲良くなり、ここを選んでくれたけれども、幸せやったのだろうか…
憐れんではぼっこの生きざまに失礼だと思い、涙を拭きながらケージに入ってもらって、家に入れました。